平成17年度 先端レーザー分光部会・理研合同シンポジウム

「先端的レーザー分光の若手シンポジウム」

 

 21世紀に入るとともに分光学の応用範囲はさらに広がり、基礎・応用を問わず物質科学のほぼ全領域において様々な局面で分光装置が利用されています。このような中で先端的レーザー分光は分光計測に基づいた基礎研究およびそれを発展させた応用研究において最も重要な方法論の一つであり、物質科学を一層、展開・発展させる原動力となっています。先端レーザー分光部会では、レーザー分光の最前線において精力的に研究を進めている若手研究者〜大学院生によるシンポジウムを行います。
主 催 (社)日本分光学会
共 催 理化学研究所
日 時 平成17年11月11日(金)
場 所 理化学研究所 鈴木梅太郎ホール
〒351-0198 埼玉県和光市広沢2-1(東武東上線、地下鉄有楽町線、和光市駅下車)
理化学研究所へのアクセスはhttp://www.riken.jp/r-world/riken/campus/wako/access.htmlをご覧ください。
参加費 無料
問い合わせ先 〒351-0198 和光市広沢2-1
理化学研究所 田原分子分光研究室
田原 太平 TEL 048-467-4592 E-mail : tahei@riken.jp

プログラム

10:00 - 10:35 光電子画像観測法による励起状態分子の構造とダイナミクスの研究
岩崎純史(理研)
10:35 - 11:00 光電子画像観測法による励起状態分子の構造とダイナミクスの研究
岩崎純史(理研)
11:35- 13:00 昼食
13:00 - 13:35 巨大分子ナノクラスターの構造相転移と電子状態
安藤直人(慶応大理)
13:35 - 14:10 超臨界流体ジェット・レーザー分光法の開発
石内俊一(東工大資源研)
14:10 - 14:25 休憩
14:25 - 15:00 CARS信号の空間分布をプローブとした液体中の局所構造の研究
重藤真介(東大院理)
15:00 - 15:35 貴金属微粒子の近接場分光
井村考平(分子研)
15:35 - 15:50 休憩
15:50 - 16:25 サブピコ秒時間分解赤外分光法によるタングステンカルボニル錯体:
W(CO)5(X)の分子内・分子間振動エネルギー移動ダイナミクス
伴野元洋(東大院理)
16:25 - 16:50 液体He温度における光合成アンテナ複合体の単一分子分光
内山大輔(東工大院理工)
16:50 - 17:25 フェムト秒時間分解蛍光測定で観測する、蛍光タンパク質のダイナミクスとエネルギー移動
細井晴子(理研)

*シンポジウム終了後、理研研究室見学と意見交換会を行います。