公益社団法人 日本分光学会

2024年12月20日

第 57 回光学四学会関西支部連合講演会(2024年12月20日(金))のお知らせ

これまで光学関連学会の関西支部合同で年一回の連合講演会が開催され,今年で57回目を数えます.本講演会は,幅広い分野の講師の方々にご講演頂いて見識を広めることを目的にしております.参加者は専門分野の知識を深めると共に,他分野の最新の研究技術について学ぶことができます.今回は,光計測の最新動向というテーマで,第一線でご活躍されている方々をお招きしてご講演いただきます.

日 時:

2024年12月20日(金)13:00〜17:00 オンライン開催(Zoom)

場 所:

Zoomを用いたオンライン開催

主 催:

日本光学会関西支部・日本分光学会関西支部・照明学会関西支部・日本色彩学会関西支部 光学四学会関西支部連合講演会

ホームページ: 

https://sites.google.com/view/kogaku4gakkai2024/

テーマ:

「光計測の最新動向」

講 演:講演時間 各50分(質疑時間含む)
13:00~13:05 開会挨拶


13:05~13:55 講演1
「球形光束計の最近の技術動向」
株式会社システムエンジニアリング 技術顧問 大久保 和明 氏
球形光束計による光源、照明器具の全光束測定は、その測定誤差要因から「簡易測定方法」とされてきた。近年、その誤差要因の1つである積分球のSRDF(空間応答度分布関数)を求めることにより光源の配光から補正し、その不確かさの低減を実現している。また、従来の自己吸収補正における測定誤差について説明し、全光束測定精度の改善について解説する。


14:00~14:50 講演2
「電磁波の最後のフロンティア:テラヘルツ波」
兵庫県立大学 工学部 准教授 有川 敬 先生
電波と光の間には、これまで人類が使いこなせていなかった「テラヘルツ波」と呼ばれる未開拓の周波数帯が存在する。本講演では、テラヘルツ波を利用した計測技術の基礎から応用までを紹介し、この未知なる領域がもたらす可能性についてお話しする。


-休 憩-(14:50~15:05)


15:05~15:55 講演3
「物体表面の特性と質感に関わる光学測定及びその動向」
株式会社オフィス・カラーサイエンス 代表取締役 大住 雅之 氏
色彩及び質感に関わる高次元の情報を,簡単に計測可能な統合アピアランス計測への期待が高まり,両者の計測を意識した機器が近年多く登場した.質感計測のアプローチと物体表面の特性との関係性を解説し,商品開発から品質管理に至る過程で利用される最近の計測方法や今後の動向について紹介する.


16:00~16:50 講演4
「光コムを利用した精密分光」
福岡大学 理学部 教授 御園 雅俊 先生
光コムは,周波数が一定の間隔で並んだ,数十万本から数百万本のモード群からなるスペクトルを持つ光源である。光周波数の精確な目盛として用いられるほか,光コム自身を分光光源とする精密分光の研究も進められてきた。本講演では,光コムを利用した分光計測について紹介する。


16:50~17:00 閉会挨拶

参加費:

主催・協賛学会員/2,000円 会員外/2,500円  学生/無料 (参加費は,12月17日までにお振込みください)

申込方法:

講演会ホームページ https://sites.google.com/view/kogaku4gakkai2024/ 申込フォームよりお申込みください.
フォームがご利用になれない場合は,氏名,所属,連絡先,所属学会および「光学四学会講演会の申込み」とご明記の上,下記のお問い合わせ先にE-mailでお申し込みください.

申込締切:

2023年 12月 16日(月)

お問合せ先:

奈良女子大学 生活環境学部 住環境学科 許 載永
E-mail/heo@cc.nara-wu.ac.jp (※@を半角文字に要変更)