日本分光学会では平成26年度より年次講演会を春季に開催することとなりました。平成26年度の年次講演会は下記の要領で理化学研究所での開催となります。これまでと同様にこの講演会の会期中に国際シンポジウムを企画し、今回は「超高速分光の最前線」の主題のもと、極限的な光技術によって可能となった最先端の時間分解分光計測について議論し、分光学のさらなる発展を目指します。また、一般分野の講演においてもできるだけ多くの口頭発表枠を用意し、会員の日頃の研究成果を発表していただき活発な年次講演会としたいと思います。最新の研究成果を発表し、討論する場となっていますので、皆様の積極的な講演申込と参加をお願いいたします。
日 時:平成26年5月26日(月)〜5月28日(水)
会 場:理化学研究所 和光キャンパス 鈴木梅太郎記念ホール
〒351-0198 埼玉県和光市広沢2-1
http://www.riken.jp/access/wako-map/
国際シンポジウム:「超高速分光の最前線 (The Forefront of Ultrafast Spectroscopy)」
概 要:超短パルスレーザー技術の発展により数フェムト秒、さらにアト秒領域の時間幅をもつ光パルスが発生可能となっています。また、この極限的に短い光パルスを用いた分光も並行して精力的に試みられています。フェムト秒領域では分子系の反応や核運動のダイナミクス、アト秒領域では原子・分子中の電子の動きなど、これまで観ることのできなかった超高速現象が次々と明らかにされつつあります。これら素過程の解明は原子・分子の理解だけにとどまらず、物質科学や生体科学などの広範な領域での分光学による研究にも基礎的知見を与えるものとして重要性を増しています。そこで本シンポジウムでは、フェムト秒〜アト秒分光の最前線で活躍する研究者に最新の研究成果を紹介していただき、この急速に進展している分野の現状と今後の展開について議論します。
講演募集:国際シンポジウムと一般分野(近赤外、顕微、高感度表面界面、高分解能、細胞・生体物質、磁気共鳴、赤外・ラマン、テラヘルツ、非線形レーザー、その他)に関して、口頭発表とポスター発表を募集します。なお、国際シンポジウムは英語、一般分野は英語もしくは日本語での発表になります。
講演申込期間:平成26年2月17日(月)〜3月17日(月)
講演申込方法:日本分光学会ホームページにて受付予定。
講演要旨受付期間:平成26年2月17日(月)〜4月14日(月)
問い合わせ先:公益社団法人 日本分光学会 事務局
〒101-0047 東京都千代田区内神田1-11-6 大丸アネックス201
TEL 03-3291-5221、e-mail: office@bunkou.or.jp、URL: http://www.bunkou.or.jp/
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