講習会 「テラヘルツ・遠赤外分光法入門」

 

 光と電波の境界領域にあるテラヘルツ波(0.1〜10THz)は半導体,プラスチック,紙などを透過するユニークな特徴をもちながら, 光源,分光器,検出器の開発の難しさから「未開拓の電磁波周波数領域」と呼ばれています. 最近になり生体やさまざまな対象への非破壊・非接触計測手法として「テラヘルツイメージング分光」が注目されるようになり, 薬物などの非破壊検出技術,大気環境計測技術,農作物や食品の検査などへの応用や無線大容量通信への利用も期待されています. また,分光法としてもフェムト秒レーザーを用いたテラヘルツ時間領域分光装置が市販化され,電子材料の固体物性量測定や生体分子の計測に利用されており. 本講習会ではこのようなテラヘルツ分光および遠赤外分光技術の基礎から応用までを解説いたします.

主 催 (社)日本分光学会 テラヘルツ分光部会・高分解能分子分光部会
協 催 応用物理学会・ 有機分子・バイオエレクトロニクス研究会,日本化学会,日本分析化学会,テラヘルツテクノロジーフォーラム(予定を含む)
日 時 9月1日(木) 10:20−17:30
場 所 幕張メッセ国際会議場(http://www.m-messe.co.jp/) 303会議室
費 用 日本分光学会員3000円,テラヘルツ分光部会員・高分解能分子分光部会員・協賛学会員 4000円,一般5000円,学生1000円(テキスト代を含む)
事前登録 E-mailで,件名(Subject)を「テラヘルツ・遠赤外分光法入門講習会申込」とし, (1) テラヘルツ・遠赤外分光法入門講習会申込(必ずご記入ください),(2)申込者名,(3)勤務先名,(4)所在地(含み郵便番号), (5)電話番号,(6)FAX番号,(7)E-mail,(8) 日本分光学会正会員,テラヘルツ分光部会員(同時入会可), 高分解能分子分光部会員,協賛学会員,一般,学生のいずれか,(9)テラヘルツ分光部会入会申込の有無(メーリングリスト登録,年会費無料), を記載して日本分光学会事務局 E-mail: bunko-event@mbm.nifty.comに申し込む (http://wwwsoc.nii.ac.jp/spsj/sched/schedJ.html).
発 表 日本分光学会の賛助会員を対象にポスター展示発表を募集しておりますので,詳細は下記にご連絡願います.
問合せ先 味戸克裕(NTT物性科学基礎研究所) E-mail: ajito@nttbrl.jp

 

時間 タイトル 講演者
10:20-10:25 開会の辞  
10:25-11:15 テラヘルツ分光 総説 大阪大学 谷正彦
11:15-12:05 高分解能分子分光 産総研 山田耕一
12:05-13:50 昼休み(分析展見学)  
13:50-14:20 汎用THz分光装置の分光測光特性 先端赤外 岩本敏志
14:20-14:50 THz分光による電子物性評価 大阪大学 長島健
14:50-15:20 凝縮相におけるテラヘルツ分光 神戸大学 富永圭介
15:20-16:20 ポスター展示および休憩  
16:20-16:50 生体分子のテラヘルツ分光 NTT物性基礎研 味戸克裕
16:50-17:20 DNAのTHz分光およびイメージング 大阪大学 法澤公寛
17:20 閉会の辞