平成16年度 日本分光学会シンポジウムのお知らせ

「蛍光X線分光シンポジウム」
― WEEE・RoHS、環境計測の中での蛍光X線分析とは ―

 

 環境計測の中における分光学的手法を用いた機器分析は益々盛んになってきております。従来は環境中から試料をサンプリングして、時間をかけ、ラボで分析したものです。近年環境の法規制や製造業を中心に展開されているグリーン調達の観点から迅速、非破壊、その場分析の要望が強く叫ばれるようになってまいりました。その中で、蛍光X線分析は各国での環境規制の法制化の中でも注目されています。特に欧州におけるWEEE,RoHS(電気電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限に関する指令)では蛍光X線分析法の役割は大変重要です。本学会は古くて新しいこの蛍光X線分析法について分光分析の見地から改めてスポットを当てたシンポジウムを企画しました。各講師の方々にはさまざまな角度から環境計測の中における蛍光X線分光法の位置付けと可能性について講演いただきます。あわせてメーカーからの装置紹介も行います。環境に携わっている分析技術者だけでなく環境マネージメント、アカデミアからの広いご参加をお待ちしております。

日 時 2004年8月20日(金)9:30-16:30
会 場 東京大学理学部 化学本館 5階講堂
協 賛 日本分析化学会(予定)、日本環境化学会(予定)、日本化学会(予定)
参加費 会員3000円、非会員4000円、学生1000円
参加費には要旨集代が含まれ、協賛学会員は会員扱いとなります。

プログラム 

9:30-10:20  WEEE,RoHSやグリーン調達における蛍光X線分析の役割
日本電子(株)  品質保証室  松浦徹也
10:20-11:10 環境計測と標準
産業技術総合研究所  研究顧問 久保田正明
11:10-12:00 蛍光X線分析用プラスチック標準物質
明治大学理工学部    教授  中村利廣
12:00-13:00 (昼食)
13:00-13:50 蛍光X線分析(原理、装置、分析)
産業技術総合研究所 総括研究員 倉橋正保
13:50-16:30 蛍光X線分析装置の環境分析における現状と新しい動向
置メーカー様他からの説明(数社)

 

問い合わせ先 日本分光学会 事務局
Tel 03-3253-2747 Fax 03-3253-2740
E-mail:bunko-staf@mbm.nifty.com