近年表示偽装や毒物混入などの事件が相次ぎ,食の安全・安心への関心がかつてないほどに高まっています.近赤外分光法により,食品に関するさまざまな情報(成分,品質,異物や毒物の混入,産地などの情報)を迅速簡便に得ることができます.そのために,生産から流通,消費にいたるまでの各過程で,食品の安全・安心確保をめざした近赤外分光法の応用が期待されています.本シンポジウムでははじめに,「どうすれば食品の安全や安心が確保されるのか」についてご講演いただきます.その後,食品分野での近赤外分光法応用に関する最近の話題を提供していただきます.どうか奮ってご参加ください. |
主 催 |
(社)日本分光学会 近赤外分光部会 |
協賛(予定) |
近赤外研究会など |
後 援 |
関連企業 |
会 期 |
2010年1月28日(木)10:00-16:00 |
会 場 |
学習院大学 創立百周年記念会館4階会議室(70名収容)
(学習院大学目白キャンパス内,JR目白駅徒歩3分)
http://www.gakushuin.ac.jp/mejiro.html |
参加費用 |
日本分光学会,協賛学会会員: |
2,000円(一般), 500円(学生) |
非会員: |
4,000円(一般),1000円(学生) |
当日受付にてお支払い下さい |
参加申込 |
当日参加も可能ですが,できるだけ1月25日(月)までに電子メール,FAXなどで申し込みをお願いします.申し込みには,「第5回近赤外分光部会シンポジウム」と明記の上,ご氏名・ご所属・会員番号(日本分光学会会員の方のみ)・電話・FAX・電子メールアドレスをお知らせください。参加費は,当日会場でお支払いください. |
申し込み先 |
東京農工大学 大学院共生科学技術研究院(近赤外分光部会幹事代表)
高柳正夫
電子メール:masaot[at]cc.tuat.ac.jp,TEL:FAX:042-367-5614
〒183-8509 東京都府中市幸町3−5−8 |
プログラム |
9:30 |
受付開始 |
10:00〜11:40 |
緒言 −近赤外分光法の食品分野における最近の動向
高柳正夫(幹事代表,東京農工大学)(20分)
特別講演 食品の安全性確保と信頼性確保のために
小松一裕(日本食品分析センター)(50分)
NIR-DESIRによる残留農薬の迅速測定
Sirinnapa Saranwong,河野澄夫(農研機構・食品総合研究所)(30分) |
13:10〜14:40 |
近赤外分光法の家畜飼料への応用
甘利雅拡(農研機構・畜産草地研究所)(30分)
乳牛個体ごとからの牛乳の品質評価のための倍音振動分光
Roumiana Tsenkova(神戸大学)(30分)
農産物評価への近赤外分光法の応用
澁澤 栄・小島陽一郎・小平正和・冨樫達也(東京農工大学)(30分) |
15:00〜16:00 |
近赤外分光法による水産物の評価
木宮 隆(水産総研・中央水産研究所)(30分)
近赤外分光装置のハードウェアと開発−豚肉脂質測定装置
大倉 力(相馬光学)(30分) |
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結語 |
講演時間にはそれぞれ5分程度の質疑時間を含む |