主 催 |
(社)日本物理学会 |
期 間 |
2008年8月23日(土)、24日(日) |
会 場 |
東京大学 駒場キャンパス18号館ホール
(京王井の頭線「駒場東大前駅」徒歩5分) |
内 容 |
近年、科学技術は多岐にわたって大規模に発展し、我々の日常は一挙手一投足からその成果の上で営まれているといって過言ではありません。この科学技術の想像を絶する発展は、必然的に各分野の専門化を急激に進め、それと同時に、分野間の交流を難しいものにしています。そのため、研究者の立ち居振る舞いや思考パターンまで分野に固有のものになってきて、いわば、独特の“文化”を持つに至っています。それぞれの分野はさらに分化しています。物理学を例に取りますと、素粒子物理学、原子核物理学、物性物理学、生物物理学等々に分れ、それぞれがさらに細分化され、今年の日本物理学会年次大会のプログラムをみますと、19の領域の中に約40もの分野が存在します。細分化された科学諸分野は、場合によってはたこつぼ化して他分野と没交渉になり、一部の分野では常識になっていることが、他分野では新鮮な驚きであったりします。そのような中で、科学の異なる分野の壁を越えて、新しい地平を拓こうという機運が生まれています。本年度の科学セミナーでは、そのような越境の科学に焦点をおき、広範な科学技術のホットスポットを、柔軟な発想を持って世界をリードしている科学者に熱く語っていただきます。「越境する科学」をどうぞお楽しみ下さい。 |
協賛学協会等
(依頼中を含む) |
大学教育学会、応用物理学会、計測自動制御学会、原子衝突研究協会、情報処理学会、精密工学会、低温工学協会、電気化学会、電気学会、電子情報通信学会、日本磁気学会、日本化学会、日本科学史学会、日本機械学会、日本希土類学会、日本金属学会、日本結晶学会、日本結晶成長学会、日本原子力学会、日本高圧力学会、日本航空宇宙学会、日本材料学会、日本数学会、日本生化学会、日本生物物理学会、日本セラミックス協会、日本鉄鋼協会 日本天文学会、電子情報技術産業協会、日本顕微鏡学会、日本複合材料学会、日本物理教育学会、日本分光学会、日本放射光学会、レーザー学会 |
世話人 |
岩崎 雅彦(理化学研究所) |
科学セミナー担当理事 |
山崎 泰規(東京大学大学院総合文化研究科) |
ホームページ |
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jps/jps/bbs/scisemi2008.html |
プログラム |
(各講演時間は講演後10分間の質疑応答を含んでいます)
8月23日(土)
9:50−10:00 |
「はじめに」 日本物理学会会長 挨拶
鹿児島 誠一(東大院総合) |
10:00−11:00 |
「太陽系外の惑星と生命」
海部 宣男(放送大) |
11:00−12:00 |
「免疫学はおもしろい」
小安 重夫(慶応大医) |
12:00−13:15 |
昼食 |
13:15−14:15 |
「数理脳科学:神経回路網の理論」
甘利 俊一(理研脳センター) |
14:15−15:15 |
「蟻の頭部の3次元CT画像」
石井 慶造(東北大院工) |
15:15−15:30 |
休憩 |
15:30−16:30 |
「原子核を知ることは自分の起源を知るあこと」
谷畑 勇夫(阪大 核物理研究センター) |
8月24日(日)
10:00−11:00 |
「境界領域科学への挑戦」
茅 幸二(理研 基幹研) |
11:00−12:0 |
「生物学を越境したDNAによるナノテクノロジー」
陶山 明(東大院総合) |
12:00一13:15 |
昼食 |
13:15−14:15 |
「生物と脳を観る物理の眼」
永山 國昭(岡崎国立共同研究機構 生理学研究所) |
14:15−15:15 |
「身の回りの物理」
岩崎 雅彦(理研 仁科センター) |
15:15−15:30 |
休憩 |
15:30−16:30 |
「高温超伝導グローバル電力網が可能にする自然エネルギー時代」
北沢 宏一 (科学技術振興機構) |
16:30−16:40 |
「おわりに」
山崎 泰規(東大院総合) |
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参加費と資料 |
無料。
事前に参加申し込みをされた方には、参加番号をご連絡します。講演資料、及び、講演内容のDVDを会場受付でお渡し致しますので、参加番号とお名前をお申し出下さい。 (参加申し込みをされなかった方には、資料及びDVDをお渡しできない場合があります。 ご了承下さい。) |
定 員 |
250名。先着順とし、定員に達し次第、締め切ります。 |
申込方法 |
(1)電子メールの場合
氏名(フリガナ)、年齢、ご所属先(学校名・学年)、連絡先電話番号、本セミナーを何で知ったかを明記のうえ、
宛先:seminar@jps.or.jp
件名:2008年科学セミナー参加申し込み
としてお送り下さい。
(2)郵送・FAXの場合
所定の申込書(会誌6・7月号、WEB掲載)に必要事項をご記入の上、下記宛お申込み下さい。
〒105-0004 東京都港区新橋5-34-3 栄進開発ビル5F
社団法人 日本物理学会 科学セミナー係
FAX:03-3432-0997 |
問い合わせ先 |
email: seminar@jps.or.jp 電話:03-3434-2671 |