近年、近赤外分光法が目覚しい発展を遂げつつある。これまでは応用研究が先行していた感があるが、ここにきて基礎研究も注目され始めた。赤外ラマンスペクトルに比べ、近赤外スペクトルはその解析がやや複雑である。その主な理由は、近赤外分光法が多数の倍音、結合音から成るからである。したがって、従来の振動スペクトル解析法の他に色々なスペクトル解析法についても学ぶ必要がある。本シンポジウムでは、現在近赤外分光法の分野で活躍中の数名の研究者に、複雑な近赤外スペクトルをいかに解析するか、ということについて分かりやすく報告してもらう予定である。 |
主 催 |
日本分光学会近赤外分光部会、関西学院大学近赤外環境モニタリングシステム研究センター |
協 賛 |
関西学院大学 理工学部 |
日 時 |
2008年1月21日(月) |
場 所 |
関西学院大学 大阪梅田キャンパス 1405教室
大阪市北区茶屋町19-19 アプローズタワー14階
TEL:06-6485-5611
JR大阪駅、阪急梅田駅から徒歩5分
(案内図:http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/index.html) |
プログラム |
10:30-11:30 |
「複雑な近赤外スペクトルをいかに解析するか」
尾崎幸洋(関学理工) |
11:30-12:30 |
「有機・高分子化合物の近赤外スペクトルの解析」
岩本令吉(元産総研関西) |
12:30-13:30 |
昼食 |
13:30-14:30 |
「ケモメトリックス:振動スペクトルに構造・物性を語らせる考え方」
長谷川健(東工大院理工) |
14:30-15:10 |
「各種スペクトル前処理を用いた生乳スペクトルの解析」
河野澄夫(食品総合研究所) |
15:10-15:30 |
休憩 |
15:30-16:10 |
「近赤外スペクトルの実践的ケモメトリックス解析」
宮本久美(和歌山県果樹試験場) |
16:10-16:50 |
「部分モルスペクトルという発想−OH領域の濃度差分スペクトル」
池羽田晶文(関学理工) |
17:00-18:30 |
懇親会 |
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参加費 |
会員2,000円、非会員4,000円、学生(会員500円、非会員1,000円)
当日受付でお支払いください。 |
お問合せ |
尾崎 幸洋(関西学院大学 理工学部 化学科)
〒669-1337 兵庫県三田市学園2-1
Tel:079-565-8349 Fax:079-565-9077
Email:ozaki@kwansei.ac.jp
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