2007年度日本物理学会科学セミナー
「先端光科学が生み出す新しい世界」


主 催 日本物理学会
期 間 2007年8月24日(金),25日(土)
会 場 電気通信大学 B棟B221 (京王線「調布駅」北口より徒歩3分)
協 賛 日本分光学会ほか
内 容  レーザーが生まれて50年近くになり、現在ではレーザーは幅広く利用されCDや光ファイバー通信などを通して我々の生活においても必要不可欠な存在となっています。一方、基礎科学の研究においてもレーザーは、物理、化学、生物など多くの分野において広く利用され、多くの革新的な研究を生み出してきました。このレーザー技術は今世紀にはいり、いっそう加速して進歩しています。この技術革新に牽引され、光科学も大きな展開を見せています。光科学の先端は原子や原子内部のミクロな世界から広大な宇宙にまで広がりをみせており、非常に学際的な研究領域として発展しています。
 今年度の科学セミナーは、このような光科学の幅広い研究分野の最前線において活躍する研究者を招き、各分野における最先端の研究を通してこの光科学の多様かつダイナミックな世界の一端を紹介してもらいます。本セミナーは物理学会員はもちろん、大学生、中学高校教員をはじめとした広く多くの皆様を対象としたもので、多くの方に光科学の最前線で行われている研究の面白さに触れていただきたいと願っています。
プログラム (各講演時間は講演後10分間の質疑応答を含んでいます)
8月24日(金)
9:50−10:00 「はじめに」日本物理学会会長 挨拶
坂東昌子 (愛知大法)
10:00−11:00 「光で作るコヒーレントな原子」
中川賢一(電通大レーザー)
11:00−12:00 「光の場で分子を制御する」
山内 薫(東大理)
12:00−13:15 昼食
13:15−14:15 「光波を制御する新しい人工物質」
五神 真(東大工)
14:15−15:15 「光で高エネルギー粒子を作り出す」
田島俊樹(原研)
15:15−15:30 休憩
15:30−16:30 「光るタンパクで生命現象を見る」
宮脇敦史(理研)
8月25日(土)
10:00−11:00 「光で宇宙の果てを見る」
家 正則(国立天文台)
11:00−12:00 「光でアト秒X線を発生する」
緑川克美(理研)
12:00−13:15 昼食
13:15−14:15 「光で生み出す実験室宇宙物理」
高部英明(阪大レーザー)
14:15−15:15 「光で重力波を検出する」
大橋正健(東大宇宙線研)
15:15−15:30 休憩
15:30−16:30 「純粋科学研究から生まれる新しいレーザー」
植田憲一(電通大レーザー)
16:30−16:40 「おわりに」
五神 真(東大工)
申込その他 詳細は以下のホームページをご参照下さい。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jps/jps/bbs/scisemi2007.html