近年,超短パルスレーザの実用化に支えられたパルス分光技術開発の急速な進展にともなって,テラヘルツ分光法は急速な発展をとげています.これにより,種々の分析・検査技術の実用化が期待されていますが,現時点では,テラヘルツ分光法を化学分析手法として用いた研究例はまだ多くありません.本シンポジウムは,分析化学討論会に参加する分析化学の研究者に,分光学的な視点からテラヘルツ分光およびこれと関連の深い分光技術の分析化学への応用を発信し,その応用を分光・分析の両者の視点から深耕するためのトリガにすることを主旨として企画しました.多くの方にご参加いただけることを期待いたします. |
主 催 |
日本分光学会テラヘルツ分光部会 日本分析化学会第68回分析化学討論会実行委員会(日本分析化学会第68回分析化学討論会の共催シンポジウムとして開催) |
日 時 |
2007年5月20日(日)13:00−16:30 |
会 場 |
宇都宮大学峰キャンパス(第68回分析化学討論会会場)
〔宇都宮市峰町350,交通: JR宇都宮駅西口バス乗場よりJRバス 祖母井,茂木,清原台団地行など,又は東野バス 真岡,益子清原球場行駅行などに乗車約15分「宇大前」下車〕
宇都宮大学ホームページ(交通案内) http://www.utsunomiya-u.ac.jp/map/map01.html
大学会館 2F(案内(15)番の建物) http://www.utsunomiya-u.ac.jp/map/minemap.html |
プログラム |
13:00〜13:05 |
開会の挨拶
上野 祐子(NTT) |
13:05〜13:35 |
「ラマン分光による時空間分解分析の最先端」
濱口 宏夫(東大院理) |
13:35〜14:05 |
「赤外分光法による薄膜・界面の分析」
長谷川 健(東工大院理工・JST-さきがけ) |
14:05〜14:35 |
「テラヘルツ分光分析の基礎技術と実用装置」
谷 正彦(阪大レーザー研)
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14:35〜15:00 |
「テラヘルツ時間領域分光法による生体関連分子の化学分析」
味戸 克裕・上野 祐子(NTT物性基礎研) |
15:00〜15:30 |
「テラヘルツイメージングシステムによる化学分析」
小川 雄一・大谷 知行・川瀬 晃道(東北大院農・理研・名大院工) |
15:30〜16:00 |
「テラヘルツATR分光を用いた分析」
田中 耕一郎(京大院理) |
16:00〜16:25 |
市販薬剤のテラヘルツ分光分析
池田 敦子((株)先端赤外 ) |
16:25〜16:30 |
閉会の挨拶
谷 正彦(阪大レーザー研) |
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参加費 |
無料 |
参加申込 |
不要
(分析化学討論会への参加登録・受付も不要です。講演要旨などの資料は討論会受付ではなくシンポジウム会場で当日配布いたします。) |
問い合わせ先 |
上野 祐子(テラヘルツ分光部会幹事)
NTTマイクロシステムインテグレーション研究所
Tel. 046-240-3549, E-mail:ueno@aecl.ntt.co.jp |