分子科学コロキウム
−分子の電子状態と反応の新しい量子化学計算と多次元分解分光−

 

このコロキウムでは、分子の電子状態と反応の新しい分光学的研究と理論化学研究を開拓している気鋭の研究者が最新の成果を講演し、互いに刺激を受けながら、さらに分子科学研究の進展を目指す足がかりとしたいと考えております。皆様のご参加をお待ちしております。

世話人: 岸本直樹、大野公一(東北大学大学院理学研究科)

分子科学コロキウム 
−分子の電子状態と反応の新しい量子化学計算と多次元分解分光−
(ウェブサイト:http://qpcrkk.chem.tohoku.ac.jp/koukai/mol-collo.htm

主 催 東北大学大学院理学研究科化学専攻理論化学研究室
協 催 分子科学会 日本分光学会東北支部 日本化学会
会 期 平成19年2月28日(水)9時30分〜17時10分
会 場 東北大学理学部化学教室 第四講義室
(仙台駅西口バスターミナル9番乗り場から仙台市営バス「動物公園循環線(青葉通・理・工学部先回り)」で「理学部自然史標本館前」下車)
参加費 無料
懇親会 17時20分〜19時20分、東北大学生協レストランAOSIS、会費3,000円
懇親会申込先 東北大学大学院理学研究科化学専攻 岸本直樹 
電話 (022)795-6578   kishi@qpcrkk.chem.tohoku.ac.jp
プログラム
9:30〜10:30 「窒素分子の内殻光イオン化を用いた二重スリット 実験:光電子散乱と光電子反跳効果」
上田潔(東北大多元研)
「1光子吸収2光子放出過程で探る分子の多電子励起共鳴」
小田切丈(東工大院理工)
10:40〜11:40 「高強度レーザー場誘起のフラーレンダイナミクス」
河野裕彦(東北大院理)
「熱揺らぎと量子揺らぎの分子動力学」
重田育照(東大院工)
12:40〜13:40 「理論精密分光:励起状態の構造緩和とダイナミクス」
江原正博(京大院工)
「非調和性に着目したポテンシャルエネルギー曲面の解析: 安定構造および反応経路の自動探索と分子振動解析のための高次ポテンシャル関数の構築」
前田理(東北大院理)
13:50〜14:50 「量子状態選別した分子線散乱法による励起酸素原子の反応ダイナミクス」
高口博志(理研)
「励起原子プローブを用いた表面最上層の立体反応ダイナミクスの観測」
岸本直樹(東北大院理)
15:00〜16:00 「化学プローブとの相互作用に基づく分子形状マッピングとその展開」
杉本学(熊本大院自然科学)
「原子スケール化学分析に向けた単一スピン検出の可能性」
米田忠弘(東北大多元研)
16:10〜17:10 「(e,2e+M)分光による電子−水素分子の衝突立体ダイナミクス」
高橋正彦(東北大多元研)
「同時計測運動量分光が拓く内殻光電離ダイナミクスの研究」
柳下明(高エネ研)
閉会の挨拶:大野公一
17:20〜19:20 懇親会