紫外領域の短波長側にある深紫外(200~300 nm)、遠紫外(120~200 nm)はその高い光子エネルギーを用いて光化学を誘起し、また一方で多くの分子の許容電子遷移が観測され特徴的な分析応用へのポテンシャルも高く、材料研究としての興味が持たれる分光分野です。一方でこの高いエネルギーの光子をいかにコントロールするかという挑戦がなされてきました。第3回目となる遠紫外分光部会講演会では、電子遷移の実験・理論的な研究、分析応用や光化学への応用を含めた幅広い話題について、第一線で活躍される研究者から講演をいただきます。 |
日時 |
平成30年 1月 26日(金) 13時40分~18時10分 |
場所 |
近畿大学 東大阪キャンパス ブロッサムカフェ 多目的室
大阪府東大阪市小若江3-4-1
http://www.kindai.ac.jp/about-kindai/campus-guide/access.html
(最寄り駅 近鉄 八戸ノ里から近大シャトルバス(東門前直通:100円)が便利です) |
会費 |
日本分光学会会員:2000円、非会員: 4000円、学生:1000円
(当日会場にてお支払いください。) |
プログラム |
- 13:40-13:45
- 開会の辞
森澤勇介(近畿大学)
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- 13:45-14:35
- 酸化グラフェンの真空紫外光化学
杉村博之(京都大学大学院工学研究科)
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- 14:35-15:05
- NO2-の光電子スペクトルとDNA二重螺旋構造の円二色性スペクトル:SAC-CI理論研究
宮原友夫(量子化学研究協会研究所)
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- 休憩
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- 15:15-16:05
- 新光学材料と紫外線画像計測
猿倉信彦(大阪大学レーザーエネルギー学研究センター)
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- 16:05-16:35
- 希土類イオンによる深紫外共鳴ラマン測定下の細胞内分子ダメージの抑制
熊本康昭(京都府立医科大学)
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- 休憩
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- 16:45-17:35
- 軟X線吸収分光法による液体の局所構造解析と溶液反応のオペランド観測
長坂将成(分子科学研究所)
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- 17:35-18:05
- 遠紫外領域の強みを活かした表面プラズモン共鳴センサーの可能性
田邉一郎(大阪大学大学院基礎工学研究科)
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