第7回 可視赤外線観測装置技術ワークショップ

趣旨

近年の天体観測技術は先鋭化を極め、研究者にとって着想から開発に至る道のりは険しく長くなりつつあります。特に概念設計までのプロセスには理学・工学分野を中心とした広範な専門家間の情報共有と検討が望まれます。

また大規模計画の装置における人材育成は長年の課題となっています。大学で行われるユニークな技術開発を長期計画に緩やかに接続することが重要であるという点は昨年のWSで強く指摘された課題です。この点においてもコミュニティが大きく、技術開発自体も目的とする工学分野との交流は非常に有力な解決の糸口となるでしょう。

そこで、本ワークショップでは例年通りそれぞれの装置開発の進捗状況を共有し、課題を議論するとともに、このWSの活動を広く工学分野の方々にも紹介し、要素技術の専門家からの観測技術へのフィードバックを円滑に行う下地作りを目指します。

開催場所 京都大学 益川ホール
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_n.html
建物配置図にて13番北部総合教育研究棟内
日時 2017年11月16日午前~17日午後
プログラム 以下のようなセッションを設け、数件の招待講演と一般講演(口頭+ポスター、口頭、ポスター)を行います。
(1) 要素技術と装置開発の状況
[招待講演]
山本裕紹(宇都宮大) 宇都宮大学のオプティクス教育研究センターの研究紹介(仮)
高山佳久(東海大) 地上衛星間光通信のための要素技術(仮)
太田 哲二(キヤノン) キヤノンの技術(仮)
佐々木実(豊田工業大) MEMS技術(反射防止構造、他)(仮)
その他数名の招待講演者を予定

(2) 工学分野とのコラボレーション事例
過去、現在において工学分野との共同研究、共同プロジェクトについて事例紹介する。
[招待講演]
入部正嗣(大阪電通大) SEICAの極限補償光学(仮)
稲場肇(産総研) HIDESの光コム(仮)
年吉洋(先端研) MEMS(仮)
その他数名の招待講演者を予定

(3)総合討論
工学を中心とした他分野との共同研究の構築と展望そのための課題
昨年の大型プロジェクトと大学教育の続き
講演募集 本ワークショップでは装置開発の現状や課題の紹介、周辺技術、要素技術についての講演を広く募集します。特に大学院生の現在進行中の研究に関する発表や技術系職員、関連分野の工学系研究室の発表も歓迎いたします。
懇親会 参加者の親睦を深めるための懇親会を、初日終了後に開催します。こちらも奮ってご参加下さい。(会費制: 4000円程度、学生割引あり)
ワークショップHP http://www.kusastro.kyoto-u.ac.jp/~mikio/2017inst/index1st.html
宿泊 京都周辺の宿泊施設は予約が取りづらい状況ですので、早めのご予約をお勧めします。
参加・講演申し込み 以下のフォームに必要情報をご記入の上、10月20日(金)までに
astroinst2017@kusastro.kyoto-u.ac.jp
宛にお送り下さい。

講演形式は口頭発表、ポスター発表のほか、口頭発表の内容をポスター掲示する口頭+ポスターの形式も用意しています。
また、少しではありますが旅費補助も可能ですので、希望される方は合わせて申請してください。

【参加・講演申し込み】---------------
氏名:
所属:
職名/学年:
講演の有無:  口頭・ポスター・口頭+ポスター・無し (いずれか一つをお選び下さい)
講演タイトル:
懇親会(初日終了後):  参加・不参加 (いずれか一つをお選び下さい)
旅費補助希望: あり・なし (いずれか一つをお選び下さい)
旅費補助希望の場合の出張日程: ( 月 日から 泊 日)
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お問い合わせは世話人(astroinst2017@kusastro.kyoto-u.ac.jp)までお願いします。
#本ワークショップは国立天文台研究集会のサポートを受けて開催されます。

世話人一同
高見英樹、尾崎忍夫、岡田則夫、早野裕、岩田生、高遠徳尚、美濃和陽典、松林和也、栗田光樹夫、秋山正幸、本原顕太郎、菅井肇、高橋英則、宮田隆志、坂野井健、市川隆、吉田道利、海老塚昇、片坐宏一、和田武彦