本研究会は1988年に応用物理学会の研究会として発足し、光波センシングの基礎、応用、実用化を軸に、光技術の発展のため活躍して参りました。第59回研究会では耐環境光計測技術をテーマに取り上げます。
光ファイバセンシングはセンサ部分にエレクトロニクスが不要なため、過酷な環境下での計測が可能で、さらに、連続的分布計測が行えるので、広範囲にわたっての計測も可能となっています。このような特徴を生かして、従来のエレクトロニクスでは実現できなかった計測が、宇宙、深海、大深度地下、土木、プラント、インフラなどで幅広く利用されています。一方で、最近は光ファイバセンシングを支える光部品の耐熱性も向上し、従来の光技術の応用がより厳しい条件下でも可能となっています。そこで第59回研究会では耐環境光計測技術に焦点を当て、研究開発や応用事例などの多様な招待講演を企画しております。
一般講演論文は、上記のテーマに関係する話題に限らず光技術の広い応用分野から募集いたしますので、奮ってご投稿くださいますよう案内申し上げます。
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