日本分光学会近赤外分光部会 第12回 シンポジウム
−物質科学・材料工学にアプローチする近赤外分光−

 近赤外光は,主に電子遷移を観測する可視光と,振動遷移を観測する中赤外光の間の波長帯の電磁波であり,その用途は限定的でしたが,光源や検出器の進歩と共に,近赤外光と相互作用する物質がみいだされ,近赤外光を積極的に用いた材料分析技術が確立されてきました.本シンポジウムでは,物質科学と材料工学の両方の視点から近赤外分光を見直し,今後の展望を見据えたいと思い,新規材料開発や物質分析を行っている6名の気鋭の研究者に講演をして頂きます.
主 催: 日本分光学会近赤外分光部会
協 賛: 近赤外研究会,日本分析化学会,日本化学会,照明学会光放射応用分科会
日 時: 平成28年 12月 22日(木) 10:30-16:40
場 所: 近畿大学 東大阪キャンパス ブロッサムカフェ 3階 多目的室
(東大阪市小若江3-4-1)
近鉄 大阪線 「長瀬」駅 徒歩約10分
http://www.kindai.ac.jp/about-kindai/campus-guide/access.html
参加費(資料代): 日本分光学会・協賛学会会員 2000円,非会員 4000円
日本分光学会・協賛学会学生会員 1000円,学生非会員 2000円
当日会場受付でお支払いください。
参加申込締切: 平成28年12月15日(木)(当日参加も可能ですが,できるだけ事前にお申し込み下さい.)
参加申込方法: 件名に「第12回近赤外分光部会シンポジウム参加」と明記し、
①ご氏名、②ご所属、③会員番号(日本分光学会会員の方のみ)、④電話番号、E-mailアドレス をご記入の上、E-mailまたはFAXにてお申し込み下さい。
申し込み・
お問合せ先:
大阪電気通信大学 工学部 森田成昭
Email:smorita@isc.osakac.ac.jp

プログラム:

10:30-10:40
  開会と趣旨説明
  森田成昭 (大阪電気通信大学工学部,部会副会長)
 
10:40-11:40
  近赤外光をもちいた液体物検査
  糸崎秀夫 (大阪大学)
 
11:40-12:20
  高分子成形プロセスにおける近赤外分光法の応用
  引間悠太 (京都大学)
 
12:20-13:30
  昼食休憩
 
13:30-14:10
  カーボンナノチューブの近赤外アップコンバージョン発光とその応用
  宮内雄平 (京都大学)
 
14:10-14:50
  生体の窓に対応する近赤外プラズモン増強媒体としての
  異方性金銀ナノ粒子
  石田昭人 (京都府立大学)
 
14:50-15:10
  休憩
 
15:10-15:50
  近赤外吸収色素を利用した色素増感型太陽電池の開発
  前田壮志 (大阪府立大学)
 
15:50-16:30
  近赤外分光法を用いた固体酸触媒表面の分析
  竹内雅人 (大阪府立大学)
 
16:30-16:40
  閉会
  宮澤光博 (農業生物資源研究所,部会会長)