日本分光学会近赤外分光部会 第11回 シンポジウム
〜近赤外先端機器開発と医・食・住との関わり〜

 中部地区には多くの光学関連企業があり、「知の拠点あいち重点研究プロジェクト」に代表されるような産官学連携による新規装置の開発が積極的に進められています。また、有機物質に対する近赤外光の高い透過性能を活かした「医・食・住」に関連する基礎・応用研究が数多く展開されていますが、とくに分光装置の開発と密接につながったテーマが多いのが特徴です。このような背景を踏まえ、名古屋市内で第11回近赤外分光部会シンポジウムを開催します。
 今回のシンポジウムでは、産官学それぞれの立場から6名の気鋭の研究者にご講演いただきます。小型〜中規模程度の近赤外分光装置の開発に関する現状と問題点を紹介いただくとともに、これが「医・食・住」関連の基礎・応用研究に反映している実態について講演いただき、機器開発(ハードウェア)と測定・解析(ソフトウェア)の連携を考える機会を提供します。
主 催: 日本分光学会近赤外分光部会
協 賛: 近赤外研究会、応用物理学会東海支部、日本化学会、照明学会光放射応用分科会
日 時: 平成28年1月25日(月)10:20-16:20(開場は9:50)
場 所: 名古屋市立大学 桜山キャンパス 医学部研究棟11階講義室A
(名古屋市瑞穂区瑞穂町川澄1)
名古屋市営地下鉄 桜通線「桜山」駅すぐ
http://www.nagoya-cu.ac.jp/1480.htm
参加費(資料代): 日本分光学会・協賛学会会員 2000円,非会員 4000円
日本分光学会・協賛学会学生会員 1000円,学生非会員 2000円
当日会場受付でお支払いください。
参加申込締切: 平成28年1月18日(月)(当日参加も可能ですが、できるだけ事前にお申し込み下さい。)
参加申込方法: 件名に「第11回近赤外分光部会シンポジウム参加」と明記し、①ご氏名、②ご所属、③会員番号(日本分光学会会員の方のみ)、④電話番号、E-mailアドレス をご記入の上、E-mailまたはFAXにてお申し込み下さい。
申し込み・お問合せ先: 〒467-8501 名古屋市立大学大学院システム自然科学研究科 片山詔久
Email:nory@nsc.nagoya-cu.ac.jp
TEL&FAX:052-872-5853

プログラム:

10:20-10:30
開会と趣旨説明
土川 覚(名古屋大学大学院生命農学研究科、部会幹事)
10:30-11:10
0次元から2次元分光測定へ(医、食、住)
松本和二(兜ェ光応用技術研究所)
11:10-11:50
スーパーコンティニューム光源を用いた超高分解能光断層計測
西澤典彦(名古屋大学大学院工学研究科)
11:50-12:30
NIRイメージング食品異物検査装置の開発
新井紳一(豊橋技術科学大学)
12:30-13:30
昼食休憩
13:30-14:10
近赤外分光法による布地材質の判別と定量−さまざまなニーズに対応した分析
高柳正夫(東京農工大学大学院連合農学研究科、部会幹事)
14:10-14:50
近赤外分光法による発酵食品の簡便モニタリング
片山詔久(名古屋市立大学大学院システム自然科学研究科、部会幹事)
14:50-15:10
休憩
15:10-15:50
住宅を対象とする近赤外分光研究
稲垣哲也(名古屋大学大学院生命農学研究科)
15:50-16:00
閉会
宮澤光博(農業生物資源研究所、部会支部長)