日本分光学会 高感度表面・界面部会 第5回シンポジウム

 

 さて、我々は2008年度日本分光学会に、「高感度表面・界面分光部会」を設立しました。本部会では、超高感度表面・界面分光の開発とともに、それにより得られた結果の科学的理解と工学的利用のための議論の場を提供することを目的に、毎年シンポジウムや夏期講習会を行ってきました。今年度は、分光学会年会(11月)で国際シンポジウムを担当しました。それに加えて第5回シンポジウムを、3月8日(金)に、埼玉大学東京サテライトステーションカレッジにおいて開催いたします。本シンポジウムでは、金属ナノ構造基板の形成や分光学的利用の分野でご活躍の先生方による基礎から応用まで合わせて7件の御講演と企業からの御講演を計画しております。
 年度末のお忙しい時期とは存じますが、多数の皆様のご参加をお待ちしております。なお、このシンポジウムは、ディスカッションミーティング(DM)の形式で、質疑や討論の時間を十分取って行います。そのため、講演者にはあらかじめ4ページ以上の要旨を提出していただき、出席者はそれを読み込んだ上で討論に参加することを想定しています。講演終了後も、素朴な疑問から本質的な難問まで、幅広くかつ深く議論する場を提供します。
日 時 平成25年3月8日(金) 10:00-17:00 
場 所 埼玉大学東京サテライトステーションカレッジ(JRサピアタワー9F)
[交通] JR東京駅日本橋口下車すぐ
 (詳細は、以下を参照ください。http://www.saitama-u.ac.jp/society/tsc-guide.html)
参加費 1000円(要旨集代含む)
(準備の都合上、メールで事前登録をお願いします。当日受付も可)
プログラム
(一部タイトルは仮、
敬称略)
[1] 講演
9:55 開会挨拶
10:00-10:35   (東工大)梶川 浩太郎:
「角度分解偏光表面増強ラマン散乱」
10:35-11:10 (首都大学東京/KAST) 益田 秀樹、近藤敏彰:
規則ポーラス構造にもとづく局在プラズモンデバイス」 
11:10-11:45 (物材機構) 長尾 忠昭:
「広帯域赤外プラズモンのセンシング応用」
11:45-13:15 昼食休憩
13:15-13:50 (阪大) 山口 佳則:
「ES細胞の非侵襲ラマン測定と新規プラズモン基盤」
13:50-14:25 (東レRC)村木 直樹:
「表面増強ラマン分光法の有機EL材料への応用」
14:25-14:40 休憩
14: 40-15:00 (ニデック)中西 博:
「金ナノロッドアレイを用いたSERS基板の特徴と性能」
15:00-15:35 (技術研究組合FC-Cubic)八木一三:
「プラズモニック結晶構造に基づくSERS活性基板の構築と電極触媒研究への応用」 
15:35-16:10 (首都大学東京) 鍋谷 悠:
「メソポーラス材料の光機能化と局在プラズモンによる高効率化」
16:10-16:30 (レニショー)調整中:「SERS基板Klariteの紹介」(仮)
16:30 閉会挨拶
参加申込締切 要旨集事前配布のため早めに(締め切り:3/7、当日参加も歓迎)、氏名、所属、連絡先を明記し、E-mailで下記あてに御申し込み下さい。
埼玉大学 二又 政之 E-mail: futamata@chem.saitama-u.ac.jp