日本分光学会関西支部
H24年度 総会・講演会・見学会のご案内

 

主 催 日本分光学会 関西支部
開催日時 2013年3月4日(月) 13:00〜17:00
会 場 近畿大学東大阪キャンパス 38号館 2F 多目的利用室
・近畿大学東大阪キャンパスへのアクセス
  http://www.kindai.ac.jp/about-kindai/campus-guide/access.html
・東大阪キャンパスマップ
  http://www.kindai.ac.jp/about-kindai/campus-guide/higashi-osaka.html
 
【支部総会】  
13:00―13:30  講演会会場にて開催いたします。会員の方はご出席ください。
【講演会】  
13:40-13:45 開会あいさつ
13:45-14:00 近畿大学のご紹介
近畿大学理工学部理学科 若林知成
14:00-14:30  「活性分子の電子遷移 −振電相互作用とスピン軌道相互作用をめぐって−」
近畿大学理工学部理学科 若林知成
概要:
電子遷移における振動構造の理解は古くて新しい問題である。とりわけ分子の対称性によって禁制な遷移が振動励起に伴って許容になる振電相互作用や、異なるスピン状態の混合によって長寿命の発光を可能にするスピン軌道相互作用は、統一的な取り扱いがないまま残されている。本講演では、溶液中のポリイン分子の近紫外遷移および低温マトリックス中に補足したビスマスクラスターの近赤外発光を例に、電子スペクトルの実験的研究における具体的課題について紹介する。
14:30-15:00  「光合成光捕集アンテナ複合体の単一超分子レベルでの蛍光分光」
近畿大学理工学部理学科 佐賀佳央
概要:
自然界において高効率で太陽光エネルギーを変換する光合成超分子複合体は、生物化学分野に限らず人工光合成の分野などでも注目を集めている。本講演では、光合成初期過程で機能する光捕集アンテナ複合体の単一超分子レベルでの蛍光分光測定について紹介する。
15:00-15:30  「減衰全反射遠紫外分光法を用いた高分子の極表面分光分析」
近畿大学理工学部理学科 森澤勇介
概要:
遠紫外光の減衰全反射法を用いれば内部反射部材から数十ナノメートル程度しみだした光と試料の相互作用を観測することができ、吸収係数が大きく微小部の分光分析に適したこの領域の特徴を最大限に生かすことができる。応用分析に必須となる凝縮相における遠紫外スペクトルの遷移帰属について、基礎的な分子から高分子まで実験および理論的な研究について紹介する。
【見学会】 講演会の後、休憩をはさんで近畿大学共同利用センターを見学(17時頃まで)。
申込・問合先 講演会・見学会は、非会員の参加も可能です。参加費無料。
当日参加も受け付けますが、人数把握のため出来るだけ事前申込みをお願い致します。
参加申込み方法:下記へ電子メール、またはFAXにて氏名、所属(グループでの参加の場合は参加人数)をご連絡ください。
細川 鉄平(日本分光学会関西支部 庶務幹事)
パナソニック株式会社 R&D本部
TEL:050-3587-0770  FAX:06-6906-3407
E-mail:hosokawa.teppei@jp.panasonic.com