今年度は、さまざまな環境計測に利活用されている近赤外分光法の現状と今後の展開を考えるシンポジウムを企画しました。近赤外分光法は、身近なところでは廃プラスチックの材質判別や廃木材に含まれる有害物質の検出などに用いられています。一方で、航空機や衛星から近赤外光の領域で観測を行うこと(リモートセンシング)により、地表、海洋、大気の利用状況や汚染状況を解析することや、宇宙環境計測にも応用されています。当シンポジウムでは、いくつかの対象や手法について、研究開発の第一線で活躍されている方を招いて講演いただき、近赤外分光法が環境問題とどのように関わることができるのかについて探ります。奮ってご参加ください。 |
主 催 |
日本分光学会 近赤外分光部会 |
協 賛 |
近赤外研究会 |
日 時 |
2012年12月21日(金) |
場 所 |
名古屋大学 東山キャンパス 野依記念学術交流館 名古屋市千種区不老町
(案内図:http://www.nagoya-u.ac.jp/global-info/access-map/higashiyama/)
地下鉄名城線名古屋大学駅下車徒歩5分
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プログラム |
10:30-10:45 |
開会の辞およびシンポジウム趣旨説明 高柳 正夫 (東京農工大学) |
10:45-11:45 |
特別講演 「近赤外分光の幅広いひろがり:分子構造から地球環境まで」
川崎 昌博 (総合地球環境学研究所) |
11:45-12:30 |
「地球温暖化やオゾン層破壊に関する衛星観測と数値気候モデルに活用される赤外分光計測」
神沢 博 (名古屋大学大学院環境学研究科) |
12:30-13:30 |
昼食 |
13:30-14:15 |
「天文衛星「あかり」による星間物質の近赤外線分光観測」
金田 英宏 (名古屋大学大学院理学研究科) |
14:15-14:45 |
休憩 |
14:45-15:25 |
「近赤外分光法による環境に配慮したコンポスト施用量の設計」
藤原 孝之 (三重県工業研究所) |
15:25-16:05 |
「近赤外分光イメージングによる木質廃材の判別分析」
小堀 光 (名古屋大学大学院生命農学研究科) |
16:05-16:45 |
「近赤外イメージングによる環境調和型ポリマーの分解過程評価法に関する研究」
石川大太郎 (関西学院大学理工学部) |
16:45-16:50 |
閉会の辞 土川 覚 (名古屋大学大学院生命農学研究科) |
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参加費 |
会員2,000円、非会員4,000円、学生(会員500円、非会員1,000円 |
定 員 |
100名 |
参加申込締切 |
2012年12月14日(金) |
参加申込方法 |
「第8回近赤外分光部会シンポジウム」と明記し、ご氏名・ご所属・会員番号(日本分光学会会員の方のみ)・電話・FAX・E-mailアドレスをご記入の上、FAXまたはE-mailでお申し込みください。参加費は、当日会場でお支払いください。 |
申し込み・
お問合せ先 |
土川 覚 (名古屋大学 大学院生命農学研究科)
〒464-8601 名古屋市千種区不老町
Tel&FAX: 052-789-4157
Email: st3842@agr.nagoya-u.ac.jp
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